にらの栄養・豆知識

2017年9月2日

にら
独特のにおいでもわかるように、にらは長ねぎや玉ねぎの仲間ですが、ほかのねぎ類のいいところを持ちながら、ベータ・カロチンたっぷりなところが特徴です。ベータ・カロチンは深緑色の中に合まれていまずから、緑色が濃く、つやつやしていて、葉がピンと伸びているものを選びましょう。しおれたりくさったりしやすいので、買ったら新鮮なうちに料理することをおすすめします。

食べ切れない場合は、ゆでるなどといった下処理をしておくと栄養価を損失せず、上手に食べることができます。ビタミンB2も含んでいるので、疲れたときには心掛けて食べたい素材です。

にらの種類

スーパーグリーンベルト

かつて主流であったグリーンベルトと比較して葉幅が10%程度広い。濃い緑色で香りが強く、味も良い。病気に強く作りやすい。

黄にら

通常のにらを軟白栽培したもの。やわらかく、にらもやしとも呼ばれる。ほのかな甘みがあり、香りは通常のものより弱い。高級品。

ワイドグリーン

葉幅が広く、鮮やかな緑色。病気に強く、味のよい良質なものを多収できる。花茎が太く長いため、花にらとしても利用出来る。萌芽後の生育が早く、毎回の刈取りは他品種より1週間ほど早い。

にらの栄養

香りの成分は、硫化アリルの一種のアリシン。アリシンはビタミンB1の活性を高め、消化液の分泌を促し、内臓の働きを活発にする働きがある。ビタミンB1を含むレバーとのレバニラは優秀メニュー。また、血行促進効果があり、風邪対策にもよいとされる。

にらの調理方法

主に餃子、スープの具などに利用される。アリシンは時聞が経つと殺菌効果を持つ効果に変わり、体を潟める効果もあるので、風邪のときは低温で長時間調理したものを食べると効果的。生食には向かないが、サッとゆでたり炒め物にして歯ざわりを楽しむ。